学舎の記憶|廃校を旅するブログ|

誰しもが記憶に残している「まなびや」の形、歴史を記します

相川町立高千小学校南分教場

■学校データ

創立:1902年

・石花尋常小学校がこの地に移転し、高千村立北片辺尋常小学校として開校。

・1922年に高千村立北片辺尋常小学校を廃し、高千村立高千尋常小学校と統合。

・1951年に高千村立高千小学校南分教場として再び開校。

・1956年に町村合併により相川町立高千小学校南分教場と改称。

閉校:1965年

コメント:

佐渡遠征その35。

跡地には「夕鶴の里」という施設が建てらている。後で調べてわかったことだが、おそらくほとんどの人が聞いたことがあるであろう「鶴の恩返し」という童話の原作発祥の地がここらしい。

この学校跡がある「北片辺集落」に語り継がれている「鶴女房」という昔話を聞いた国文学者の鈴木棠三さんが、後に「佐渡昔話集」を発行。その後、劇作家である木下順二さんが「鶴女房」を題材にして、「夕鶴」という戯曲を作ったそうだ。

そのため、この「夕鶴の里」には、木下順二さん直筆が刻まれた記念碑が建立されている。その近くに、南分教場の閉校記念碑も置かれている。

建物自体は当時のものではないそうだが、建っている場所はもともとの校舎があった場所らしい。手前の芝生広場がグラウンドだったそうだ。

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