学舎の記憶|廃校を旅するブログ|

誰しもが記憶に残している「まなびや」の形、歴史を記します

両津市立内海府小学校藻浦冬季分校

■学校データ

創立:1893年

・内海府村立内海府尋常小学校藻浦分教室として開校。

・1915年に藻浦分教室を廃し、内海府尋常小学校藻浦雪中派出場と改称。

・1941年に内海府村立内海府国民学校藻浦雪中派出場と改称。

・1947年に内海府村立内海府小学校藻浦冬季分校と改称。

・1954年に町村合併により両津市立内海府小学校藻浦冬季分校と改称。

閉校:1971年

コメント:

佐渡遠征その28。

ネットであらかじめこの学校の情報を仕入れていたが、いつ倒れてもおかしくない状況っぽかったので、今回寄るときも「もうないかも」と思っていた。だが残ってた!

木造の立派な2階建ての校舎だったようだが、冬期間だけ利用されていたとは思えない豪華なつくりのようにも見える。(冬季分校なら平屋建てで間借りしているかのような構造が多くみられる)

建物の中には漁に使われると思われる道具が置いてあったので、もしかしたら漁の作業場兼学校だったのかもしれない。そのあたり特に資料が見当たらないのであくまで想定だが・・・。

しかし外観から見て取れるようにかなりボロボロだ。屋根もところどころ抜け落ち、雨水を耐える力すら残っていない。内部の床もボロボロなのでさすがにはいる勇気はなかった。構造から見るに、1階は講堂、2階が教室なのだろう。ちなみに近くには閉校記念碑や学校だったという証拠になるものは設置されていない。

ちなみに立地としては砂浜近くなので、学校から10メートル程度ですぐ海になっている。鉄骨製の学校だったら潮風でもっとボロボロになっていただろう。

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