学舎の記憶|廃校を旅するブログ|

誰しもが記憶に残している「まなびや」の形、歴史を記します

寺泊町立野積小学校

■学校データ

創立:1874年

・寺泊小学校第二分校として開校。

・1882年に独立し、野積尋常小学校と改称。

・1941年に寺泊町立野積国民学校と改称。

・1947年に寺泊町立野積小学校と改称。寺泊町立寺泊中学校野積分校を設置。

・1953年に寺泊町立寺泊中学校野積分校を廃止。

・1958年3月に校舎全焼。10月に新校舎竣工。

閉校:2005年

コメント:

学校跡地は高台にあり、非常に見晴らしのいい場所に学校があったようだ。その学校へ行くアクセス路は道路と階段と2種類ある。階段はかなりの段数があり、子ども達は苦労して登校したのだろう。

学校はすでに解体され、グラウンドがあったところはきれいな芝生となり、校舎があった場所には「寺泊野積センター」という生涯学習施設が建てられている。こちらは現役の建物であり、中で人が作業していたので建物自体の撮影は避けた。(今になれば話を聞けばよかったなーと思ったのだが、何やら忙しくしていたのでやめておいて正解だったかも)

古い空中写真の学校を見るに、かなり大きな学校だったことが伺える。

それにしても何やら石碑や像やら多く残されている。学校の門柱に閉校記念碑、二宮金次郎像に百周年記念の石碑、そしてPTAが文部大臣表彰を受けた記念に建てたと思われる石碑もあった。

百周年記念の石碑のほかにもコンクリートブロックのものもある。記念碑の前にタイムカプセルを埋めたそうだが、特に掘り出す日は書かれていない。いつまで眠っているのだろうか。

ちなみに長い石段の途中にプールがあったそうだが、この時自分は気づかなかった。この長い階段を下りたり登ったりする勇気がこの時はなかった・・・。

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(1975年の空中写真。中央やや上にあるのが野積小学校。出典:国土地理院

 


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