■学校データ
創立:1879年
・第三十五番小学有間川校附属中野俣校として開校。上綱子派出教場を設置。
・1901年に金谷村立金谷第二尋常小学校中野俣分教室と改称。
・1909年に独立し、金谷村立中ノ俣尋常小学校と改称。
・1935年に高等科を併置し、金谷村立中ノ俣尋常高等小学校と改称。
・1941年に金谷村立中ノ俣国民学校と改称。
・1947年に金谷村立中ノ俣小学校と改称。金谷村立金谷中学校中ノ俣分教場を併置。
・1954年に市町村合併により高田市立中ノ俣小学校、高田市立金谷中学校中ノ俣分校と改称。同年9月に金谷中学校から独立し、高田市立中ノ俣中学校と改称。
・1971年に市町村合併により上越市立中ノ俣小学校、上越市立中ノ俣中学校と改称。
・1983年に上綱子冬季分校を廃止。
・1989年に上越市立中ノ俣中学校が閉校。
閉校:1999年
コメント:
廃校後、「上越市地球環境学校」という体験型学習施設として使われている。屋内運動場や教室などが一体となった校舎で、スキー場のレストハウスのような印象もあり、一見学校跡のようには見えない。
校舎の奥にグラウンドが広がっていたが、現在は一部が体験用の畑として使われていて、他には携帯電話の基地局が建てられている。
校舎入り口近くに閉校記念碑があり、そこには「中ノ俣小中学校跡」と書かれていた。小学校閉校後にまとめて建立されたようだ。
集落でも一番高いところに建てられているため、周囲に民家は少なく、孤立している印象もある。子ども達はここまで登ってくるのに苦労しただろう。谷あいの集落なので校舎を建てる広い土地を求める中で、峠に近い場所を選んだのだろう。写真には撮っていないが、集落の一番下、川沿いにプール跡があった。
(1975年の空中写真。右上にあるのが中ノ俣小学校と中ノ俣中学校。この時はまだ旧校舎である。出典:国土地理院)