学舎の記憶|廃校を旅するブログ|

誰しもが記憶に残している「まなびや」の形、歴史を記します

小千谷市立小土山小学校

■学校データ

創立:1908年

・大崩尋常小学校から独立し、岩沢村立小土山尋常小学校として開校。

・1941年に岩沢村立小土山国民学校と改称。

・1947年に岩沢村立小土山小学校と改称。

・1955年に市町村合併により小千谷市小土山小学校と改称。

・1966年に新校舎竣工により移転。

閉校:1985年

コメント:

新校舎竣工からわずか19年で閉校となった。校舎は鉄筋コンクリート製だったようで、2005年ごろまでは校舎のほか門柱も残っていたようだが、その後解体されたようだ。

現校舎があったところは草に覆われ、夏場は近づくのが容易ではなかった。近くを通っている2車線道路の旧道沿いにあったようで、この旧道も新道ができたと同時に廃止されたらしく、この学校入り口近くまでは進めたが、その先は藪に覆われている。

時期は変わり秋。閉校記念碑は旧校舎跡地に建てられているとのことなので、探索してみた。2車線道路の脇にあるわずかな獣道が跡地への入り口であり、目を凝らさないとよくわからない。

進むと一部アスファルトに舗装された路面が出てきて、その片隅に閉校記念碑が建てられている。表には「小土山小学校跡」と書かれ、裏面には建立日などが書かれたプレートがあったようだが、あまりに藪がひどいので撮影できなかった。

なぜこの部分までアスファルト舗装されていたのかわからない。ここにはかつて「三柱神社」という神社があったようで、その跡地を示した石碑もあったようだが、今回は藪が深く見つけることはできなかった。(もしくは移転した?)その神社は2004年の空中写真に写っているものの可能性があり、神社参拝用に舗装されていたのかもしれない。

(三柱神社は縁結びの神様だそうですね)

それにしても、閉校記念碑を旧校舎跡地に作った理由は何だろう。土地の所有者の問題だろうか。

↓校舎跡

↓旧校舎跡

(1975年の空中写真。赤い○印が小土山小学校。青い○印が旧校舎跡。出典:国土地理院

(2004年の空中写真。赤い○印が小土山小学校。赤い屋根の体育館が解体されている。青い○印が旧校舎跡。出典:国土地理院

 


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