学舎の記憶|廃校を旅するブログ|

誰しもが記憶に残している「まなびや」の形、歴史を記します

三条市立大崎中学校

■学校データ

創立:1947年

・大崎村立大崎中学校として、大崎村立大崎小学校に併設して開校。同年9月に新校舎に移転。

・1954年に市町村合併により三条市立大崎中学校と改称。

・1978年に新校舎竣工。

閉校:2018年

コメント:

大崎中学校は大崎小学校とともに組織改編し、新潟県初の義務教育学校である「三条市立大崎学園」となった。

跡地では体育館と特別教室棟がそのまま残り、校舎は解体され、同所には保育園が新たに建てられている。体育館などは大崎会館というコミュニティセンターとして活用されているようだ。

保育園側の道路に閉校記念碑のようなものが残されていて、上部の石碑二つは顕彰碑と「明治天皇御駐輦之跡」と書かれたもの。御駐輦というのは初めて見たが、要は明治天皇がご休息をされた場所ということらしい。

その石碑の下に、大崎中学校の当時の校名プレートと、なぜか大崎小学校の校名プレート。そして両学校の校歌の碑文が埋め込まれている。そうか、大崎小学校を改築して大崎学園になったから、小学校分の閉校記念碑がその場に作れなかったから一緒にここに建立したのか。

(1975年の空中写真。赤い○印が新校舎竣工前の大崎中学校。青い○印が大崎小学校。出典:国土地理院

(2004年の空中写真。赤い○印が大崎中学校。青い○印が大崎小学校。出典:国土地理院

 

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