学舎の記憶|廃校を旅するブログ|

誰しもが記憶に残している「まなびや」の形、歴史を記します

牧村立高尾小学校

■学校データ

創立:1873年

・第六大学区新潟県管内第四十四番小学国川附属高尾校として開校。

・1885年に東頸城郡第十八小学区公立高尾校と改称。

・1892年に里見村立高尾尋常小学校と改称。

・1901年に町村合併により牧村立高尾尋常小学校と改称。

・1941年に牧村立高尾国民学校と改称。

・1947年に牧村立高尾小学校と改称。

閉校:1989年

コメント:

来る時期が早すぎたか…学校跡地は雪に覆われ、ブルーシートに包まれた閉校記念碑が確認できたものの、ちゃんとしたものを写真に収めることができなかった。近くには創立100周年記念の石碑が建っている。

この学校は閉校後、1990年に「四季のこども村」という田舎体験ができる宿泊施設になったが、いつの間にかそれも閉じ、解体されたようだ。跡地にある車庫のような施設は解体後に作られたものだろう。

四季のこども村のホームページは未だに残っているので、解体前の校舎も見ることができる。記録を見る限り、2003年までは校舎があったようだ。

解体前は見事な木造校舎だったようで、体育館も木造だったことが伺える。奥に雪囲された植物があったが、そのあたりがグラウンドだったと思われる。

やはり雪がないときじゃないとよくわからない。時期を見計らってもう一度伺おうかと思う。

(2021/01/01追記)

ちゃんとした雪解け時に再訪問。

ブルーシートに覆われていた閉校記念碑はばっちり取られていて、全貌を伺うことができた。

記念碑の裏側には校歌が刻まれている。なんと5番まである。自分が卒業した学校や周りの学校を見てもせいぜい3番までだと思っていたが、5番まであるのは珍しいのではなかろうか。

門柱なども残っていないか見て回ったが、それらしいものは見当たらなかった。もともとなかったのかも。

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(2022/01/01追記)

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(1976年の空中写真。中央にあるのが高尾小学校。出典:国土地理院

 


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