学舎の記憶|廃校を旅するブログ|

誰しもが記憶に残している「まなびや」の形、歴史を記します

新潟県立羽茂高等学校赤泊分校

■学校データ

創立:1948年

新潟県立羽農業高等学校定時制農業科として開校。

・1949年に新潟県立羽茂高等学校赤泊分校と改称。

・1950年に普通科を設置。

・1953年に赤泊小学校横に校舎を新築、移転。

・1971年に真浦地区に独立校舎を新築、移転。

・1972年に定時制課程の募集を停止し、全日制課程に移行。

閉校:2007年

コメント:

校舎があったあたりは現在田畑となっているが、グラウンドだけが残っている。訪ねたこの日は地元の少年野球団?が練習を行っていた。その近くで廃校後の写真を取る自分・・・不審者に思われなかったかが心配だ。

そのグラウンド近くに閉校記念碑が建立されている。細かく歴史が刻まれているため大変ありがたい。少し見づらいが、開校当時は赤泊小学校(現在の赤泊小学校とは違う場所らしい)の近くに作られ、桜の木の下にあったことから「桜下村塾」と呼ばれていたそうだ。風流な名前である。

閉校記念碑の近くにもう一つの碑が建立されているが、「学舎永久に栄あれ」と刻まれている。この石碑が建立されて32年後に閉校を迎えてしまった。永久に残ることはなくなってしまったが、ここを卒業した生徒たちの心にはいつまでも学舎の記憶が残っていることだろう。

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