学舎の記憶|廃校を旅するブログ|

誰しもが記憶に残している「まなびや」の形、歴史を記します

下田村立早水小学校

■学校データ

創立:1873年

・前身となる長野校附属牛野尾校、長野校附属遅場校が開校。

・1887年に牛野尾校が尋常科牛野尾小学校と改称。

・1889年に遅場校が簡易科遅場小学校と改称。

・1908年に牛野尾校と遅場校が統合し、下田尋常高等小学校早水分教場が開校。

・1941年に森町村森町国民学校早水分教場と改称。

・1947年に森町村立森町小学校早水分校と改称。

・1955年に町村合併により下田村立森町小学校早水分校と改称。

・1966年に本校から独立し、下田村立早水小学校と改称。吉ヶ平分校を設置。

・1973年に吉ヶ平分校を統合。

閉校:1992年

コメント:

学校の体育館側が残され、校舎があった部分には新しく施設が備えられている。早水小学校は閉校後、簡易宿泊施設として使われている。ようは自炊して泊まれる宿だ。なんと大人一人1,200円。ただ個室は無く、宿泊室が2部屋だけで、合わせて30人が泊まれるようになっているため、どちらかというと団体向けだろう。体育館はそのまま屋内運動場として使うことができるようだ。

入り口には当時の門柱が残っている。一部雪に覆われてしまっているが、どうやらこの雪の中に閉校記念碑が埋もれているらしい。うーん、来るのが早すぎた。

ちょうど2年前に訪ねたようだが、明らかに今年より雪が多い気がする(汗)

ちなみにこの先に有名な吉ヶ平分校があるのだが、ご覧の通り雪がまだ多い時期だったため、この先は冬季通行止めで行けなかった。大体6月からの営業らしいので、3か月ほど早かったようだ。いやー、早すぎだわ。

(1976年の空中写真。中央にあるのが早水小学校。出典:国土地理院

 

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