■学校データ
創立:1949年
・新潟県立与板高等学校定時制寺泊分校として寺泊町立寺泊小学校に併設して開校。
・1971年に全日制に移行。
・1980年に現在地に移転。
・1986年に独立し、新潟県立寺泊高等学校と改称。
閉校:2007年
学校跡は2008年に長岡市が買い取り、長岡市寺泊支所として活用されている。校舎はおそらくほぼそのままで、内部は支所機能として改修されていると思われる。隣接している体育館はそのまま地域の体育館として使われているようだ。
閉校してすぐに支所として改修されたからか、閉校記念碑は見当たらなかったが、玄関近くに「未来創造」と書かれたプレートがはめ込まれた石碑があった。これは寺泊高校として独立してから10周年を記念する石碑だった。地域では分校からの独立を目指した運動が行われていたようで、寺泊町としては悲願の独立だったようだ。
支所の敷地の一角には2014年に与板消防署寺泊出張所が建てられている。また、かつてグラウンドだった場所には寺泊保育園も建てられ、公共の施設が一堂に集まっている。消防署と保育園はさすがに撮影できなかった。
立ち寄ったこの日は休日だったため、支所の中に入ることはできなかったものの、もしまだ学校の一部が残っていたのならぜひ写真に収めたかった(許可が下りていたら)。
(1975年の空中写真。写真中央にあるのが寺泊小学校(下)と与板高校寺泊分校(上)。この時はまだ現在地に建物はおろか造成もされていない。出典:国土地理院)
(2004年の空中写真。写真右下にあるのが寺泊高校。左側には旧寺泊中学校がある(未探索)。出典:国土地理院)