学舎の記憶|廃校を旅するブログ|

誰しもが記憶に残している「まなびや」の形、歴史を記します

水上町立藤原小学校湯ノ小屋分校

■学校データ

創立:1943年

水上村立藤原国民学校湯ノ小屋分教場として開校。

・1947年に水上村立藤原小学校湯ノ小屋分校と改称。同年10月に町制施行により水上町立藤原小学校湯ノ小屋分校と改称。

・1957年に新校舎竣工。

閉校:1971年

コメント:

閉校した翌年の1972年に、「木造校舎の宿 葉留日野山荘」として使われていたが、その山荘も2013年に閉館。その後別の人が経営を引き継ぎ、「ハレルヤ山荘」として現在も営業しているとのこと。

宿そのものの構造がほとんど昔の学校のままらしい。中を見てみたかったが、さすがに宿泊の予約をしていない一見さんを受け入れるとは思えなかったので、外観だけ撮影して退散した。

(2024/06/10追記)

沿革がわかったので追記した。思いのほか新しく開校したようだ。

本校である藤原地域へは約8キロと距離がある。直線だったり平地であればそうでもないかもしれないが、冬は2~3メートルの雪が積もるこの地域としては、8キロの距離を児童が通うのはかなり危険が伴う。しかも除雪車が常に走っている時代でもない。

おそらくそのことを危惧した住民たちによって学校設置が懇願されたのではなかろうか。

(1976年の空中写真。赤い○印が藤原小学校湯ノ小屋分校。この時はまた奈良俣ダムはできていない。出典:国土地理院

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