学舎の記憶|廃校を旅するブログ|

誰しもが記憶に残している「まなびや」の形、歴史を記します

上越市立名立小学校

■学校データ

創立:1873年

・第二小学校杉野瀬校附属公立名立校として開校。

1886年に尋常科名立小学校と改称。

・1890年に名立町立名立尋常小学校と改称。

・1897年に高等科を併置し、名立町立名立尋常高等小学校と改称。

・1941年に名立町立名立国民学校と改称。

・1947年に名立町立名立小学校と改称。

・2005年に市町村合併により上越市立名立小学校と改称。

閉校:2005年

コメント:

旧名立町が上越市に合併したのが2005年1月1日。そして閉校したのが同年3月31日。上越市立小学校であったのはわずか3か月だった。

体育館は現存しており、地区公民館体育館として使われている。中を覗くと1階部分に名立小学校の閉校に際しての手紙や絵などが飾られていた。

校舎は体育館入り口から見て左手側にあったが、解体されて現在は保育園が建てられている。

体育館正面には広いグラウンドが広がっている。そのグラウンドの一角に閉校記念碑が建てられている。この閉校記念碑には「上越市立~」の明記が無い。石碑自体は2004年12月に建立されたとあるので、上越市と合併することまでは書けなかったようだ。

閉校記念碑の近くには二宮金次郎像とタイムカプセルを埋めた碑が建てられている。タイプカプセルは2025年に空ける予定のようだ。つまり閉校から20年後。いったい何が埋められているのだろうか。

 

(1976年の空中写真。赤い○印が名立小学校。グラウンドの前にある建物は統合・移転前の名立中学校と思われる。出典:国土地理院

 

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