学舎の記憶|廃校を旅するブログ|

誰しもが記憶に残している「まなびや」の形、歴史を記します

新潟県立高田高等学校安塚分校

■学校データ

創立:1911年

・前身となる東頸城郡立安塚農業学校が開校。

・1922年に新潟県立安塚農学校と改組。

・1948年に新潟県立安塚農業高等学校と改称。定時制松代分校、定時制松之山分校、定時制牧分校、定時制保倉分校を設置。

・1949年に普通科を併置し、新潟県立安塚高等学校と改称。

・1951年に松代分校が独立。

・1968年に松之山分校が全日制普通科に移行。

・1970年に牧分校が全日制普通科に移行。

・1973年に保倉分校が全日制普通科に移行し、大島分校と改称。

・1983年に大島分校を廃止。

・1986年に農業科廃止。

・1994年に牧分校を廃止。

・2015年に松之山分校が新潟県十日町高等学校へ移管。本校の生徒募集を停止。新潟県立高田高等学校安塚分校が開校。

・2017年に新潟県立安塚高等学校が閉校。

閉校:2024年

コメント:

敷地への入り口はゲートが張られ、完全にシャットアウトされている。道の向こうに閉校記念碑が見えるんだけどなぁ。

2015年には安塚高校と高田高校安塚分校が同居するような形になるという変わった状況が起きていたようだ。それぞれカリキュラムが違うようで、同じ学校でも始業式や終業式も別々の会場だったらしい。ただその分校自体も9年で幕を下ろした。

校舎自体はまだそれほど古く感じない。2009年に耐震化工事が完了しているそうだが、全5階建ての校舎はこれから何か活用されるのだろうか。閉校時は全校生徒30人という学校だったそうだが、この校舎から見るに、かつてはかなり多くの学生がいたのだろう。

(2017年の空中写真。赤い○印が高田高校安塚分校。青い○印が現・安塚小学校。出典:国土地理院

 

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